朝食後、マッサージへ行き、昼間からビールを飲み、海を眺めて過ごす。
時間がたっぷりあるというのは、この上なく贅沢だ。



そして夜、繁華街へ繰り出すものの、あまりに人が少なく唖然とする。
「昔はもっと活気があったと思ったのだが・・・」
後で分かるが、時間が早すぎたらしい。
プーケットには知る人ぞ知る日本人経営のバーがあるらしい。
そこへ向かうものの、店には誰もいない。
隣のバーの人が
「この店は始まりが遅いから、ここで飲んで待ったらどう?」
と声をかけてくれたので、小一時間おじゃまする。
そうこうするうち、人が集まりだしたので移動。
ママさんは日本語ぺらぺら。
タイではよく見かけるゲームをして過ごす。
やがて、
「勝ったら1杯ごちそうして」
という誘いにのり、勝負するもののまったく歯が立たない。
あまりに負け続けて気の毒に思ったのか、逆に奢られるはめに。
奢られた酒がテキーラのショットなものだからたちまち酔ってしまった。
そうこうするち、経営者登場。
「えー、もう帰っちゃうんすか。プーケットの夜は12時からっすよ。」
「プーケットの後はチェンマイへ?マニアックっすねー。」
表現はともかく、礼儀正しい方だった。
「この後は何処へ?よかったらいろいろ案内しましょうか?」
とてもじゃないが、歩き回る体力はない。
「もう酔っ払ってふらふらです。ここで失礼します。」
ということで、これからっすという12時にホテルへ戻り、就寝。